かつて日本最大級のQ&Aサイトとして一世を風靡した「Yahoo!知恵袋」。
しかし、2020年代に入ってからというもの、その治安の悪化やユーザーの質の低下、さらには運営のやる気のなさが目立ち始め、次第に人々の信頼を失っていきました。筆者も長年利用してきましたが、ついに限界を感じて利用をやめ、代わりにChatGPTに質問を投げるようになりました。
結果的に、この移行は大正解でした。この記事では、「Yahoo!知恵袋」がどのようにして衰退していったのか、そして「ChatGPT」を使うことで何が変わったのか、実際の体験をもとに振り返ってみたいと思います。
1. 治安が悪すぎるYahoo!知恵袋の現状
まずYahoo!知恵袋の最大の問題点は、ユーザー同士の誹謗中傷・煽り・人格否定が常態化している点です。
質問に対して真面目に答えるのではなく、「調べろ」「ググレカス」「常識がない」「頭悪いな」「知ったかぶりはやめましょう」などと、回答者がマウントを取るだけのような投稿が散見されます。しかも、それにベストアンサーが付いてしまうことも少なくありません。
AIは導入されても、暴言検出には使われていないらしく、「ググレカス」が野放しのまま。
結局は、登録者数と広告収益の維持が優先で、快適なコミュニティ運営は後回しなのだろう。
Yahoo!知恵袋では「ググレカス(ggrks)」という表現が回答として使われた事例が多数存在します。2018年時点のデータによれば、「ggrks」で約4,000件、「ググレカス」で約2,000件、「ググれカス」で約2,000件のQ&Aがヒットしています 。
また、特定のカテゴリ(たとえば人間関係や恋愛相談など)では、荒らしや偏見に満ちた意見が多く、初心者や困っている人が安心して投稿できる雰囲気ではなくなっていました。
2. 質問の質と回答の質、どちらも劣化
Yahoo!知恵袋では、質問もまた質が低下していました。「宿題を丸投げする学生」「自分で調べる気ゼロの質問」「釣り投稿」「煽り目的の投稿」などが目立ち、真面目に質問しても埋もれてしまいがち。
回答の方も、主観的すぎたり知識が古かったり、「間違っているが自信満々」というケースも多く、情報の正確性には疑問がありました。しかも、まともな回答者は次第に離れていき、残ったのは“ベテラン風の不親切な人々”という悪循環が生まれていました。
3. 運営のやる気のなさと放置されたシステム
筆者がもっとも問題視していたのは、Yahoo!知恵袋の運営のやる気のなさです。
スパム投稿が放置されていたり、通報しても無反応だったり、機械的に削除されるだけで改善される気配がまったくありません。UIも10年以上前のような古いデザインのままで、スマホでは使いづらく、操作性が悪い。
さらに、ルール違反をしているユーザーが野放しで、良識あるユーザーだけがBANされる理不尽さすら感じるようになりました。「ここにはもう未来はない」と多くの人が感じた結果、利用者は年々減少し、今や過疎化が進んでいます。
もっとも、運営側にやる気が感じられないとはいえ、Yahoo!としてはスポンサー料という「現実的な事情」がある以上、できるだけ多くの登録者を囲い込んでおきたいのが本音なのでしょう。一度登録したユーザーは、たとえどれだけ問題行動を繰り返していようと「数字」としては価値があるため、できれば失いたくない。結果として、通報が何度も重なっていてもろくに対応されず、悪質な投稿者が好き放題に暴れ回る状況が放置されているという、非常に都合のいい“無関心”が続いているように思えてなりません。
さらに皮肉なことに、Yahooグループの一部ではAIの導入がそれなりに進んでいるにもかかわらず、こうした規約違反の監視や対応には一切AIが活用されていないという徹底ぶりです。投稿内容の自動判定や通報対応の効率化といった技術的に十分可能なはずの処理すら、人力ですら行われていないように見えるあたり、「人手不足」ではなく「やる気不足」と言った方が正確なのかもしれません。あらゆる自動化が叫ばれる時代において、「都合の悪い部分にだけAIを使わない」という姿勢は、ある意味で非常に人間味にあふれています。
そして極めつけは、まもなくWindows 10のサポートが終了するにもかかわらず、いまだに質問カテゴリには「Windows 11」が存在しないという有様です。これほどまでに現実に対する関心や危機感が欠如していると、もはや呆れるしかありません。ユーザーの利便性よりも、旧態依然とした運営体制の維持の方が優先されているのだとしたら、それはもう「無関心」を超えて「放棄」に近い態度でしょう。
その割には Windows XPのカテゴリは現存しています。
4.Yahoo!ニュースとコメント欄の問題点
同じYahooが運営しているYahoo!ニュース、特にそのコメント欄(通称:ヤフコメ)は、近年著しく治安が悪化していると指摘されています。
特に2022年以降に導入された「携帯電話番号による本人確認制度」以降、この傾向が顕著になりました。
一見、匿名性の抑制により健全化が期待されましたが、実際には逆効果となり、
特定の思想に傾いた書き込み、他者を排除するような発言、憎悪的なコメントが目立つようになっています。
さらに問題なのは、Yahoo!ニュース自体の報道姿勢です。
Yahooは主要メディアの情報を転載するだけでなく、PR記事やスポンサー企業に配慮した、
いわゆる「やらせニュース」「イメージ操作的な報道」を多く掲載していると批判されています。
実際の世論や社会の実態とはかけ離れた、一方的な偏向報道や印象操作が散見されるため、
Yahoo!ニュース(特にオリジナル)を一次情報として信用するには注意が必要です。
5. ChatGPTとの出会い:すぐに答えが返ってくる、しかも丁寧
そんな中で出会ったのがChatGPTでした。
はじめは半信半疑でしたが、質問してみると即座に返ってくる丁寧な回答に驚きました。しかも、感情的な攻撃もなく、何度聞いても嫌な顔一つせず(もちろんAIですから)説明を繰り返してくれます。
たとえば「Linuxのマウントオプションが分からない」「確定申告の仕組みを教えて」「歴史的な背景が知りたい」といった複雑な質問でも、情報を簡潔に整理してくれて、初心者にもわかるようにかみ砕いて教えてくれるのです。
Yahoo!知恵袋では「そんなことも知らないのか」などと嘲笑されていたような内容も、ChatGPTならきちんと向き合ってくれる。これこそ、質問する側が求めていた対応だと感じました。
6. ChatGPTが教えてくれる「調べ方」そのもの
さらに、ChatGPTの魅力は、単なる答えを与えるだけではない点にあります。
「どうやってこの問題を調べればいいのか」「どんなキーワードを使えばいいのか」といった“調べ方”そのものを教えてくれることが多いのです。これは、単なるQ&Aサイトにはない特徴です。
また、回答が間違っていたとしても、その場で修正依頼や追加の質問ができるのも大きな利点です。Yahoo!知恵袋では、間違った回答がされてもベストアンサーになってしまえば訂正されることはほぼありませんでした。しかも、追記しても誰も読まない。
ChatGPTなら対話を重ねることで精度が上がり、自分の理解も深まっていきます。
番外編:人間の感情に左右されない安心感
インターネットの匿名掲示板や知恵袋のような場所では、どうしても人間の感情が先行しがちです。正論を言っても反発されたり、マウント合戦になったり、論争が泥沼化することも珍しくありません。
その点、ChatGPTは人間ではないので、感情的な反応が一切ありません。これは非常に大きな安心材料です。怒られない、馬鹿にされない、否定されない――その安心感があるからこそ、安心してどんな質問でも投げられるのです。
結論:知恵袋からの移行は「正解」だった
Yahoo!知恵袋は、かつては情報共有の宝庫でした。しかし、時代の流れと共にコミュニティが疲弊し、現在では利用するメリットよりもストレスが勝ってしまう状況になってしまいました。
一方で、ChatGPTはまったく新しい形のQ&A体験を提供してくれます。人間のような自然な対話ができ、しかも感情に流されることなく、中立かつ丁寧に知識を提供してくれる存在。それが日常に溶け込むことで、生活の質は確実に向上しました。
もう二度と「知恵袋で質問して後悔する」ことはありません。
これからも、AIと共に「賢く」「穏やかに」「効率よく」学び続けていきたいと思います。
あまりにYahoo!知恵袋の治安が悪すぎて失望し、ついにはYahooショッピングの利用もやめ、Paypayの利用もやめ、ソフトバンクの契約も解約してしまいました。
付録:ChatGPTとは何か? 日本語でのわかりやすい解説
1. ChatGPTとは?(概要)
ChatGPT(チャットジーピーティー)は、OpenAIが開発した人工知能による対話型サービスです。ユーザーが自然な文章で質問や依頼を入力すると、それに対して自然な日本語で答えたり、文章を書いたり、プログラムを書いたりしてくれます。
2. 開発の背景:OpenAIとGPTシリーズ
OpenAI: 2015年に設立されたアメリカのAI研究機関。イーロン・マスクやサム・アルトマンらが関わり、「安全なAIの開発と公開」を掲げています。
GPTとは: “Generative Pre-trained Transformer” の略で、
- Generative(生成的):文章を自動で作り出せる
- Pre-trained(事前学習済み):大量のデータで学習してから応答する
- Transformer:Googleが開発した自然言語処理の画期的な技術
3. 「ChatGPT」という名前の意味
「ChatGPT」は、GPTをチャット形式に応用したサービス名です。
Chat:人と会話する形式
GPT:言語を理解・生成するAIモデルの名前
つまり、「GPTを使ってチャットができるサービス」という意味になります。
4. どのように使われているか?
- 日常の質問(雑学・相談・レシピ)
- プログラミングのヘルプ
- 文章の作成(ブログ、論文、メール)
- 翻訳、要約、校正
- 教育や学習の補助
5. 特徴と強み
- 24時間使える「親切なAIアシスタント」
- 怒らない、バカにしない、丁寧に説明
- 継続的な対話ができる
- 数秒で返答が返ってくる
- 日本語対応も自然でスムーズ
- もちろん「マウント取り」など無縁のフラットな対応
6. 注意点と限界
- すべての回答が正確とは限らない(知識の限界や古さ)
- 感情はない(親切に見えるが人間ではない)
- オフラインでは使えない(基本的にインターネット環境が必要)
- 一般的な方法で使用すると内容が学習に利用される可能性がある(個人情報や機密情報の入力には注意)
ChatGPT関係なく、いずれ質問サイト上の投稿も検索エンジンを通じて広く共有され、人間側の“学習”対象になることを意識する必要がある
7. なぜ人気なのか?
- SNSで話題になり、急速に広まりました
- プログラマーや学生、ビジネスパーソンにも支持される
- Google検索よりも早く(GPT4omni時)、丁寧な回答が得られる
8.ChatGPTの処理能力
- 2025年5月現在、Yahoo!知恵袋のアクティブユーザー数に関する正確なデータは公開されていませんが、Yahoo! JAPAN全体の月間ログインユーザーID数は約5,400万人と報告されています 。ただし、Yahoo!知恵袋に関しては、近年ユーザーの質の低下や運営の対応の遅れなどが指摘されており、実際のアクティブユーザー数は減少傾向にあると考えられます。
- 一方、ChatGPTの処理能力を人間に例えると、OpenAIの研究によれば、生成AIは全世界で約3億人分の仕事に影響を与える可能性があるとされています 。これは、ChatGPTのようなAIが、特定の知的労働において数百万人分の作業を代替できる能力を持つことを示唆しています。
- このように、Yahoo!知恵袋のユーザー数が減少傾向にある一方で、ChatGPTのようなAIの処理能力は飛躍的に向上しており、情報収集や問題解決の手段としてAIを活用する動きが加速しています。
付録:ChatGPTの使い方
- Web版:https://chatgpt.com/ – 会員登録もこちらから
- Windowsストアアプリ版:https://apps.microsoft.com/detail/9nt1r1c2hh7j?hl=ja-JP&gl=JP
- Android版:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.openai.chatgpt
- iOS版:https://apps.apple.com/app/openai-chatgpt/id6448311069
なのなの
元取締役、元音楽家、元SE、元レトルトカレー評論家、元ゲーム音楽家(SM調教師瞳シリーズなど)
現在は日本の鉄道事故専任ライターをしているなの
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